
最近、ナルコレプシーの症状だけでなく気分がすごく落ち込むんだ……

それって別の病気を併発している可能性があるんじゃないかな?
ナルコレプシーは、突然の昼間の眠気や筋肉の弛緩といった症状で知られる神経性の睡眠障害です。
しかし、ナルコレプシーだけでなく、他の病気や障害が併発することもあるのをご存知でしょうか?
この記事では、ナルコレプシーと併発しやすい病気や障害について詳しく解説します。

これを読んだあなたは、ナルコレプシーと一緒に併発する可能性がある病気についてわかるかもしれないね。
サクッと10分で読み終わるよ!
▼▼▼ナルコレプシーって何だっけと思ったら下記の記事をチェック!▼▼▼
ナルコレプシーとうつ病
ナルコレプシーと併発しやすい病気の1つ目は「うつ病」です。
ナルコレプシーの患者の中には、うつ病の症状を併発する人も少なくありません。突然の眠気や筋肉の弛緩は、社交的な場面や仕事、学業においても困難を生じさせる可能性があり、これが自己評価の低下や孤立感を引き起こすことが考えられます。

うつ病だけどナルコレプシーの症状が重すぎて
働けない人も世の中にはたくさんいるよ

寝たきりになっちゃった人もいるんだよね。
そういう人はどうやって生活していくの?

障害年金かな。でも、障害年金はナルコレプシーだけでは申請できないんだ。
また、下記記事では、メンタルヘルスとナルコレプシーについて詳しく解説していますので、あわせてお読みいただけると理解が深まるでしょう。
ナルコレプシーと睡眠時無呼吸症候群
ナルコレプシーと併発しやすい病気の2つ目は「睡眠時無呼吸症候群」です。
睡眠時無呼吸症候群になると、眠りだすと呼吸が止まり、体が酸欠状態になるため睡眠が中断されるため、深い睡眠を取ることができず、慢性的な睡眠不足状態になります。

睡眠時無呼吸症候群は「睡眠中の身体の症状のために深く眠ることができず、慢性の睡眠不足となってしまうもの」の代表例だよ。
昼間の眠気が出るだけでなく、夜間に長時間酸欠状態になるから、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病悪化などに繋がっちゃうんだ

えぇ、めっちゃくちゃ怖いじゃん

放置していると10年後には死んでしまうかもしれないね
ナルコレプシーは「脳の中の睡眠を調節する機構がうまく働かず、日中に強い眠気が出現する」病気なので、睡眠時無呼吸症候群が併発してしまうときちんと眠れていない症状はさらに悪化すると考えられるので、早期発見と早期治療が求められます。

ナルコレプシーと睡眠時無呼吸症候群が併発しちゃったら、
脳と体の両方が原因になるからWパンチじゃん!

ヤバイよね。だから早期発見と早期治療を心がけようね!
ナルコレプシーと注意欠如・多動症(ADHD)
ナルコレプシーと併発しやすい病気の3つ目は「注意欠如・多動症(ADHD)」です。
ナルコレプシーの患者の中には、注意欠如・多動症(ADHD)の症状を併発する人もいます。
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、多動・衝動性、不注意といった中核症状に加えて、睡眠障害の合併が多く、夜間の睡眠障害の要因を調整後も、ADHD 症状を有する者は有さない者と比較して、1.91 倍眠気を持つリスクが高いことを明らかになっています。

眠気そのものが注意力散漫や集中力低下に繋がって、ADHDの症状を引き起こす場合もあるよ。
これはナルコレプシーの症状と重なることがあるから、正確な診断が必要だよ!
ADHDの場合「QEEG検査」を行うと、「θ波の増加、β波の減少、theta/beta 比の増加」という特徴がみられます。

ナルコレプシーの症状がある人も覚醒時におけるδ波、θ波成分が多いことがわかっているよ

つまり、客観的な眠気が強いほどβ波成分が多くなって、覚醒度の低さや眠気を反映しているってこと?

そう考えられるね!
ナルコレプシーと統合失調症
ナルコレプシーと併発しやすい病気の4つ目は「統合失調症」です。
ナルコレプシーと統合失調症の併発は、比較的まれですが、一部の患者に見られることがあります。
統合失調症は、思考や感情、行動に影響を及ぼす精神障害であり、ナルコレプシーの症状と統合失調症の症状が重なることで、日常生活における困難が増加する可能性があります。適切な診断と早期治療が必要となります。
私の場合、経験したことのないストレスから大学2年生時にナルコレプシーになり、卒業後統合失調症になりました。
悪夢と幻聴がひどくて、こんな薬を飲んでも治らない!と勝手に断薬を決行し、一週間後閉鎖病棟へ入院することに。
あの当時は私よりも支えてくれた両親が大変だったと思います。ストレスって怖いですね。ちなみに、私は医療法人 杏和会 阪南病院に現在も通院しています。

筆者はナルコレプシーと統合失調症になって、6年間ぐらい重い症状に苦しんだんだって!このお話はいつかエッセイにして出すね^^
まとめ
ナルコレプシーと併発しやすい病気や障害について解説してきました。まとめは以下のとおりです。
- ナルコレプシーは他の病気や障害との併発も考慮する必要がある
- 併発する可能性のある病気として挙げられるのはうつ病、睡眠時無呼吸症候群、注意欠如・多動症、統合失調症など
- 過剰なストレスにより精神的な病気を併発する可能性もあるので早期治療を心がけよう
うつ病、睡眠時無呼吸症候群、注意欠如・多動症、統合失調症といった病気や障害は、ナルコレプシーの症状と重なることがあるため、適切な診断と治療が求められます。
ナルコレプシーの症状に悩む方は、これらの併発症も考慮し、専門医のアドバイスを早期に受けるのが良いでしょう。

早めに病院に相談しに行こうね
コメント